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” 204壁 と 206壁 ”

技術部の杉山 です。

社内 から 質疑が あったので 答えてみたいと思います。

今 世間では ”ZEH” とか ”エネルギーゼロ住宅 ” とか 省エネ化が 昔より 進んでいます。

さらに2025年から省エネ基準の強化 や 性能の義務化 が行われる予定です。

主に弊社でお付き合いのある会社様は、関東圏が多いので省エネの地域区分では5及び6地域に該当します。( 基準値の 表で どの地域を 見たら良いかという事です。)

今までは、204の壁(壁厚 ≒90㎜)で断熱材を入れれば基準をクリア出来たのですが、今後 省エネの基準値が高くなった場合『 外皮基準 』(建物の外周部【外壁・窓・1階床・屋根】の平均熱貫流率)を今以上 にする必要があって、壁を 206壁(壁厚 140㎜)にする必要が出てきたという事です。

構造的には壁を 204 から 206 にしても壁倍率( 水平力【地震力・風圧力】に対する強度)は壁に貼る面材に影響されるので変わりません。

鉛直荷重( 建物の上からの力)に関しては、材料が大きくなるので強くなります。

気になるお値段ですが、910㎜ の 外壁1枚に使う材料の長さは204壁でも206壁でも同じなので、単純に言えば材料の巾の比で値段が上がる事になります。( まぐさ 等 他の要素もあるので本当は単純ではありませんが便宜上 )

89㎜ vs 140㎜ なので、約 1.57倍 になりますよね。

住宅全体で見ると、その他に断熱性能を上げるのでもちろん断熱材の値段・サッシは今後トリプルガラスのサッシが増える可能性があるので、さらに 価格は 上がる傾向だと思います。

果たして、電気代 や ガス代 が減る事でランニングコストで取り戻せるのでしょうか?

K田 総理 住宅購入 補助金の増額 よろしくお願いいたします。(^^)/

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